色あせてはならないもの

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UNFADED


3月8日に大好きなアーティストのWake Up, Girls!のファイナルライブを終えた僕ですが、
それから1週間経ち、大好きなアーティストのポルノグラフィティのツアーに参戦しました。

 

今まで恋愛もしたこともなく、大きな挫折もしたことがない平坦な人生を送っていました。
WUGの解散という大きなターニングポイントを迎えた後のライブはどうなってしまうのか。
しばらくライブはWUGだけだったので、始まるまで少しふわふわ浮き足じゃ・・・立ってました。
ライブを観て感じたことをうまく伝えれないほど語彙力がないので、刺さりまくった中でも特に刺さった歌詞を載せます。

 

今回のツアーのタイトルは「UNFADED」で意味は「色あせない」。
二人は昔の曲も色あせてないか確かめてほしい。
色あせてたら新しい色に染めていってくれたらいいなと語っていました。

 

ライブが始まり赤い背景に黒く書かれた「UNFADED」の文字。
それを背にする見覚えのあるシルエット、かっこよすぎか。

 

M01:オレ、天使
まさかのオレ、天使!?
開幕からテンションぶち上がり、これこれこれ!!!とHOMEに帰ってきたという気持ちが強くなりました。
セリフパートで腕を挙げるのめっちゃ好きなんですよ。

"旅立ちなんだ 泣かないでいいよ
街は荒野で行くしかないよ行くしかないよ"

 

M02:A New Day
旅立ちを歌えば新しい日に出会う。
まさかA New Dayで泣く日がくるとは思いませんでした・・・。

"そりゃ立ち止まったら何も起こらないよ
An Old Day 引き返してどうする"

 

M03:幸せについて本気出して考えてみた
最近この歌詞の意味がようやくしっくるようになったのでとてもタイムリーでした。
幸せについて考えればその中にポルノとWUGの姿が見えます。

"君も幸せについて考えてみてよ
僕の姿は浮かんでる?いつまでも消えないように"

 

M04:東京ランドスケープ
MCが入って勢いよく始まるかと思ったらこのギャップ。
10周年のロイスーでも歌われてたからここ一番な曲のイメージ。
自分も何か生きるという証明を残したい。

"「生きるという証明を今ここに残してるんだ。It's so easy!!」"

 

M05:ジョバイロ
ポルノに詳しくない人はここまで全然曲がわからんかっただろう。
サビの手拍子はもちろんだけどサビ前の手拍子で引き締まるのが特に好き。
映像の人は晴一さんだったのかな?めっちゃかっこよかった。
ライトが赤と緑で構成されてたのでジャケット意識してたのかな。

"人は誰も哀れな星 瞬いては流れてゆく
燃え尽きると知りながらも誰かに気付いてほしかった"


M06:ヴィンテージ(3/16披露)
「色あせない」がテーマなのでくるだろうなーと思ってたけどいざきたら震えました。
恋愛曲なんですけどここで聴いてファンとの関係とも思えるようになりました。

"色褪せたこのギターを持ってあなたに愛の歌捧げよう
僕らの愛よヴィンテージになれ"


M06:Swing(3/17披露)
予想外だった曲その1。
影が薄い曲だけど個人的にはとても好きな曲。

"ゆらゆらと揺れるあの虹も
時が経てば消えてゆくもの そうだろ?"

 

M07:前夜
絶対聴きたかった曲その1
昭仁さんの歌唱力がやばい。
曲はもちろんだけどバックが昭仁さんと晴一さんの2人だけを映してて良い青くささを感じた。

"こころ惑う 未知なる日々に 今いる場所は間違いじゃないのか?
目を閉じあの日に帰ってみたら 励ます声が聞こえてきた 栄光の前夜"

 

M08:ビタースイート
トップ10候補で大好きな曲。
キーを下げてたけど逆にズッシリくる感じがすごいよかった。
あと照明が生き物みたいに動いててすごかった。
語彙力。

"どうでもいい どうでもいい
どうしようもない どうしたい どうしよう どうしてもねぇ・・・"


M09:DON’T CALL ME CRAZY(3/16披露)
ロックが押し寄せてくる。ライブ映えが凄まじくめっちゃ響いた・・・。
ポルノの天使は良いように扱われない。

"からすに羽奪われたまま 泣いている天使には PISTOLSを"


M09:ライオン(3/17披露)
これもトップ10候補で大好きな曲。
この曲を歌う時二人とも若返ってる気がする。

"愛のイメージもこの街のテーマも もしかしたら昼と夜さえも
くるり地球儀を回転させるみたいに 色もとりどりにぬりかえていく"

 

M10:Zombies are standing out
ほとんどの人が待ちわびてた曲でしょう。
ライブ初披露がまさかのフェスで苦虫を噛んだ人は少なくないはず。
初聴きは衝撃すぎた。

"死して 生きる 永遠の転生 立ち上がれ Living dead
Zombies remember me 夢見た日を"

 

M10.5:見つめている
一生ライブで聴くことないと思ってただけに逆に感動してました。
今の昭仁さんが歌うとなんだか爽やかな感じになってましたがとんでもない曲です。
これは歌詞を全て読んでいただければ。

 

M11:夕陽と星空と僕
ファンクラブでのライブで演奏してほしい曲1位となった曲。
曲だけでなく、昭仁さんの歌唱力で涙ボロボロ出る。

"夜空見上げるかすかに光る星達に
僕は自分に偽りないと誓えるだろうか?"

 

M12:didgedilli
ひたすら晴一さんがかっこいい。
ギターに詳しくないので語れないけど晴一さんのギターがとても好き。
最後の指差しかっこよすぎ。

 

M13:カメレオン・レンズ
この曲はもう昭仁さんの色気しかないし歌詞も晴一さんしかない今の「ポルノグラフィティ」を大きく表す曲の1つ。
暗くなった会場に観客側へ照明を当てるのがとても幻想的だった。

"ありのままの真実など 誰も見ていやしない
色を変えたり 歪めたり カメレオン・レンズみたいに"

 

M14:海月
昭仁さんの低音が光る、色っぽい。
背景の海月の演出が神々しくて世界観すごかった。

"眩いばかりの強さに魅せられ
生命が混じり また強さを生む"

 

M15:フラワー
ひたすらWUGのことを思い出してしまい今回一番泣きました。
始めに聴いた時は良い曲止まりでしたが歌詞が表示されて読み解いていくと一気に引きずり込まれました。

この曲は歌詞のどの部分も刺さりました。

 

M16:オー!リバル
ポルノグラフィティポルノグラフィティに追いついた曲。
魂をぶつける曲の1つ。
この曲が定番になっているのがすごいうれしい。

"音楽や絵画にあるように 過ぎていく日々ひとつひとつに
ささやかな題名をつけて見送ってあげたい"

 

M17:ジレンマ
イントロでまさかとは思ったけどここ!?
あえてここに持ってくることによって純粋に曲と向かい合う
まさに「色あせてないか」確認する順番。

"No no place to go! 残り少ない純情のカケラの
最後ひとつは・・・お前の中に溢れているはず"


M18:パレット
モニタに色んな色の雫が落ちていくのですがそれが虹色でうおおお・・・。
元々上位曲だったのがトップ10に入る勢い。
「晴一ぃ!」と「歌いにくいけどね」聴けてとても満足。

"君ひとりじゃ持ち切れないのなら
僕が半分持っていてあげるから
いつか取りにおいで"

 

M19:サウダージ
自分の原点にして頂点。
他がレア曲だらけかつ定番曲なので今回は影が薄そうだけどしっかりと焼き付けました。
昭仁さんの歌、晴一さんのギター。

"あなたのそばでは 永遠を確かに感じたから
夜空を焦がして 私は生きたわ恋心と"

 

M20:ハネウマライダー
やっぱりタオル回しはこの曲
めちゃくちゃ楽しいんだけど改めて歌詞見ると泣ける。

"僕たちは、自分の時間を動かす歯車を持っていて、
それは一人でいるなら勝手な速度で廻る。
他の誰かと、例えば君と、触れ合った瞬間に、
歯車が噛みあって時間を刻む。"

 

M21:∠RECEIVER
この曲についてはここでは語りきれないので別の機会に書こうかなと。
ただここで言いたいのはこの曲が本編のラストを飾るのは大きな意味があること。
色あせていないかを確認だけでなく、色あせてはいけないというメッセージを感じるライブでした。
会場全体に問いかけるように、訴えるかのように歌っていました。
自分はその姿を必死に目に焼き付けていました。

"僕たちがコントロールできることはほんの少し
ほとんどの出来事には関われないとしても
この星の裏側でも僕たちの足下でも
起こりうる出来事から逃げない 受信者(∠RECEIVER)でいたい"

 

EN1:タネウマライダー
喰らえー!と叫ぶ昭仁さん。HDHNの代わりは何になるんだ?ライブ定番曲かな?と思ったところにこれ
カアアアアアアアアア!!!!って変な叫び出た。
今まで行ったライブで一番予想外だったと思う。

ろくでもない歌詞なのでこれは全部読んでみてください。

 

EN2:ライラ
前に進み続けるポルノグラフィティ
それでも帰ってくる場所はここにあると
「帰っておいで」で昭仁さんが両手で手招きをしていたのが印象に残ってます。

"歩き疲れたら帰っておいで
懐かしい歌など唄いましょう"


EN3:Century Lovers(3/17披露)
最終日なんかあるかなーと思ってたら晴一さんがやってくれました。
カウントダウン公演いけなかったのでブフォセンも味わえず唯一の不完全燃焼ポイントではありましたがもう満足です。

"Hi Everybody! 泣いちゃいそうかい?切なすぎる夜は
持てあまし気味の感情たちが重なり合って永遠のうたになる"


めちゃくちゃ楽しかったし、めちゃくちゃ泣いたライブでした。その前にそんなライブ行ったな?
ほとんどがアルバム、カップリング曲というマニアックなセットリスト。
ライブで久々に聴く曲や初めて聴く曲もあり、今までは軽めに聴き流していた曲たちが大きく化けました。
3人時代の曲vs最新曲な感じで昔の曲が「色あせてないか」だけでなく、最新曲は「負けてないか」と訴えてるように見えた。
テーマがテーマなのか、どの曲もメッセージ性が強く感じました。
それにしても彼らの前に進むエネルギーが凄まじい。色あせていない曲たちに新しい色をつけてもらいました。

 

そしてこのライブで気付いたことは、自分は3月8日で止まっていたということ。
3月8日はとても楽しかったし、胸を張って第2章がスタートしたと思ってました。
しかしWUGの曲を聴くと何か胸が疼くというか違和感がありました。
そんな中迎えたこの日、色んな曲が自分に重なりわかりました。
WUGが解散したことを認識できていなかった。実は受け止められていなかった。
3月8日以降にWUGの曲を聴いている時の違和感はこれだったのでしょう。
でも彼らの唄う姿、奏でる姿をその場で受け止めれたことにより3月8日から開放されました。
ようやく本当に第2章が始まりました。

 

前に進むエネルギーをとても強く感じるポルノグラフィティですが、彼らはとても優しい。
歩き疲れたら帰ってこれるし、持ち切れなかったら半分持ってくれるし。
帰る場所がここにあります。

 

昭仁さんが∠RECEIVERの前に言っていました。
「『色あせない』ではなく『色あせてはならない』」
粗削りな内容でも、色あせないようにできる限り記録を残していきたい。

 

これからも∠受信者であり続け、「ポルノグラフィティ」という「HOME」に身を預けていきたいです。